今日は忙しい一日でした。
一部スタッフは、朝8:00より、
能楽堂のかたすみで、何かをしています。
・・・炭をおこしているのです。
何のためだかわかりますか?

大鼓(おおつづみ)の皮を乾かすためです。
ではそれは何のため?

本日は、朝から、
本番で演奏していただく囃子方の方たちに集まっていただいて、
稽古のための、音源録音をしていたのです。
舞台で笛を吹いているのは、
森田流の栗林祐輔さん。
聞いている栗田さんも、「すごくいいね!」

続きまして、こちらは、
高安流大鼓の髙野さん、
そして藤田流の笛の大野さん。
すごい迫力です。
ちなみに、同じ内容の演奏をしてもらっているのですが、
笛ひとつとっても、森田流(東京)と藤田流(名古屋)で
タッチが微妙に違います。
(「テンペスト」本番では、大鼓方、笛方が
お二人ずつ、入れ替わりで演奏してくださいます。
ぜひ、何度か見にきて、その違いを味わってください!?)

録音する、音響の武藤さん、
そして炭起こしのアドバイスのため駆け付けた(?)
りゅーとぴあ事業課の、能楽担当、木澤さん。

ちなみにこちらは、囃子方のみなさんに、
「こういう演奏で」、と指示を出す、
津村さんの台本です。きっかけが赤字で書きこまれていますね。
そして、録音は無事に終わり・・・
昼過ぎから芝居の稽古です。

今回の目玉の一つ(?)の特殊演出のため、
面(おもて)をかける指導を受ける、傳川さん。
由緒ある面をお借りし、やや緊張気味。

そして、面をかけて、立ち稽古。
視界が非常にせばまりますし、動きに大きな制約が生じます。
これは、かなり大変なはず。
津村さんより、その制約の中での表現について
たいへん興味深いご指導が。
「みんなもよく聞いて、津村先生、
演技の上で非常に重要なことをおっしゃってるよ」
と、栗田さんも、身を乗り出します。

その後、通し稽古が行われました。
手前で、手をたたき、うなりをあげているのは、
大鼓の髙野さん。
道具(楽器)を手にはしてませんが、さすが、緊張感ある
「音」を作ってくださいます。
部屋の奥に見えるのは、
仕事の合間をぬって、稽古見のため
駆けつけてくれた、翻訳の松岡和子さん。
稽古終了後、栗田さんとお話されて、
更なる可能性について示唆してくれました。
帰り際、「来てよかった、この時期で、いいもの見させてもらったわよ」
と言葉を残し、日帰りで東京へ戻られました。
というわけで、なかなか充実の一日でした。
みなさまお疲れ様でした、ありがとうございました!